実家は…田舎です。

実家へ寄り、オカンを迎えに行き、オカン実家へ…
ばぁちゃんちにはオジさんが住んでいる。
オジさんとはいっても、ジィちゃんが早くに亡くなっていたので、そのオジさんが
僕にとってのじぃちゃんである。
行ったらいつも少し気難しい笑顔で迎えてくれる。
「おぉー、来たなぁ?まっとったばぃ。
もぅ三年くらい来とらんとやなかか?」 …ちなみに一年ぶりくらいです。
「飯くうたか?食うとらんやったら何かとろうか?(注文して持ってきてもらうという意)
神棚にみかんのあるぞ、食え!何でん食え」
いっつもこんな調子。笑
だいたい、おせっかいでウルサイのである。
じいちゃんは足が昔から悪く、久々に行くと相当歩くのが辛そう。
そういう姿を見るとやっぱり色々と考える事もあるわけで
もっと会いに来ないとなと思う。

僕は眠かったので寝転がってテレビを見ていたが
じぃちゃんがオカンと話をしている。
で、何の話からか じぃちゃん
「おまえも嫁ばもらわんといかんな。やっぱぃ男の血ば残さんといかん」
というような話した後
「結婚式んときは、おぃ(俺)が唄ば歌ぅてやるけん」
と言って歌いだす。
♪日は東から昇りぃぃいいい
(ちなみにドラゴンアッシュではない)
といった聴いた事のない奇妙な唄を唄っている。
結婚式でたまに三人で歌われてる唄ってこんなんだったっけ??と思い出していると
じぃちゃん
「よか唄やろうが! おい(俺)が作ったけん!」
オリジナルソング!!!?
じぃちゃん
「まだ他にも何十曲かあるぞ」
「オイはずーっと歌いよくけんな」
笑)「全部作ったとね?」と聞くと横で聞いてたオカン
「ヒマやけんね。笑」
身も蓋もない
帰り際には何やら沢山のお茶などを貰い
育った頃とはすっかり変わって味気なくなってしまった場所を後にしました。
また時間あったら来ようかな。
